IHGホテルズ＆リゾーツは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）近くの桜島地区に、総客室数817室の大型ホテルを2029年に開業する計画を発表した。1棟に「インターコンチネンタル」「キンプトン」「ホリデイ・インリゾート」の3ブランドを同時に展開する国内初の“トリプルブランド”が特徴で、いずれもUSJのオフィシャルホテルとなる。事業は鹿島建設ら複数社による合同会社が進める。

推し活目線で言えば、この規模と3ブランドの棲み分けは選び甲斐がある。ラグジュアリーで推しとの特別な滞在を楽しみたいグループも、ライフスタイル志向で大人の女子会を開きたい層も、ファミリー向けで早朝からパークに突撃したい大家族も、それぞれの“温度感”で宿泊プランを選べるのが魅力だ。ホテル自体がオフィシャルであることは、オフィシャルグッズの保管や着替え、コスプレ準備など推し活の実務面で心強い。大きな客室数は、現地での小さなオフ会や夜の交換会、推し鑑賞会を開く余地を生むし、同じテンションの人と会える場があるだけで推し活は現実に根づく。今はまだ開業まで時間があるが、2029年に向けて「どのブランドで誰と泊まるか」を予定化しておくと、友達を誘う口実にもなりやすい。初めての一人参加でも参加しやすいイベント設計や、滞在中にそのまま続く仲間づくりがあれば、推し活は長く続いていくはずだ。