名古屋競輪ミッドナイトＦⅡ「東海オンエア×ＷＴコラボ記念杯」②Ａ級１・２班戦の展望を伝える。今期７月からＡ級に下がった竹内雄作（岐阜・99期）は来期１月に再びＳ級へ戻る見込みで、Ａ級ではここまで13場所を走って全て決勝に進出し、優勝３回、決勝２着２回、３着３回の成績を残している。前走の大垣を逃げ切りで制し、今回も果敢な走りでＶを狙うであろう。

同期で地元の山口智弘（愛知・99期）と鈴木幸紀（三重・78期）が中部で連係し、ラインでの上位独占を目標とする。近畿勢の有力は菱田浩二（京都・97期）で自力に定評があり、今期ここまで竹内との対戦はないものの初日特選から好勝負が期待される。北川大五郎（大阪・103期）は番手での器用さが光り、菱田との連係が注目点である。

富武大（山口・121期）は11月に出走予定だった３場所を欠場しての復帰戦となり、状態面が焦点となる。中四国の上田学（愛媛・69期）は富の後ろで食らい付く構えである。九州の鶴良生（福岡・111期）は今期７月に２勝を挙げ、前走京王閣では予選、準決で最終バックを取り予選１着、準決２着と好調ぶりを示した。各地域の力関係とラインの連係、前走の勢いが勝敗を左右する鍵となるであろう。