ベーシストの新井和輝（King Gnu）と武田祐介（RADWIMPS）が対談し、両バンドに感じる共通項を語った。対談は12/3(水) 17:03配信のインタビューで行われた。

新井はRADWIMPSの最新作『あにゅー』についてバンドとしての鳴りやフィジカルな印象を受けたと述べ、武田もその評価を歓迎した。武田は今回の制作で「スタジオでちゃんと音を鳴らして作ろう」という方針を掲げたと説明した。

前作『FOREVER DAZE』はコロナ禍でデータのやり取り中心に制作した曲が多かったため、制作手法に違いが出たと両者は指摘した。武田は1曲目の『命題』や『賜物』の一部はワールドツアー中から温めていた一方で、その他の収録曲は今年春に集中して作ったと明かした。

新井が記事に「半年で大半の曲を作った」と書かれていたことに触れると、武田は「たしかに、半年ですね」と応じ、さらに「けっこう詰まってましたよ。ずっとやってた。」と制作の集中ぶりを振り返った。

同作『あにゅー』は10月8日（水）リリースで、NHK連続テレビ小説『あんぱん』の主題歌『賜物』、日本テレビ『news zero』テーマソング『命題』『ピアフ』などを含む全12曲を収録している。対談では制作プロセスと実演感の違いが音に反映される点が共通の関心事として確認された。