長崎市教育委員会が主催した「まち歩き」と「中華料理」の文化体験は、3日から2日間にわたり開催された。

ふるさとの歴史を知り、誇りや愛着を持ってもらおうと企画され、長崎商業高校の3年生約220人が参加した。

生徒たちは唐人屋敷跡などを散策し、長崎が国際交流の拠点であったことを学んだ。ガイドは媽祖行列の由来を解説し、航海安全を祈る再現行事であることを伝えた。

説明に真剣な表情で耳を傾ける生徒の様子が見られた。参加した生徒は「知らないことがいっぱいあったので、自らもっと学んで長崎のよさを広めていきたい」と語った。

別の生徒は「長崎に住んでいても知らないことがいっぱいあって、今回こういう機会があってよかった」と述べた。さらに別の生徒は「長崎の町を知って、自分が長崎出身ということを誇りをもって生きていきたい」と話した。

散策を終えた生徒たちが最後に楽しんだのは中華料理のコースで、地元の歴史だけでなく食文化も満喫した。歴史学習と食体験を組み合わせたプログラムは、地域文化への理解を深める実践的な機会となった。