2025.12.3
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国内最大規模のアナログゲームイベント「ゲームマーケット」(以下、ゲムマ)が近年、企業の参入で新たな局面を迎えていると報じられている。11月22日、23日開催の「ゲムマ2025秋」には3万人超来場し、会場にはこれまで無縁だった一般企業のロゴが並んだという。
会場では同人やインディー作品に加え、企業がボードゲームを“媒体”として体験を提供し、自社の世界観や文化を伝える試みが目立った。来場者は終日絶えず、体験を通じた接点づくりが進んでいるとのことである。
人気メーカーClaGla社は長蛇の列ができる常連で、シリーズ累計販売数は25万部を突破した『たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。』などを擁する。同社代表のゲームデザイナーこだまじゅんじろう氏は来場者の“幅”が広がったと述べ、TRPGファンや若年層の女性、親子連れの増加を指摘した。
また、10月23日発売の『ヒューマナイレーサーズ』の巨大版も休む暇なく稼働し、スタッフが交代して運営するほどの盛況ぶりだった。隣接ジャンルからの流入が市場の多様化を促しているとまとめられている。
企業側からは『YESかNOか当てるゲームどっちーな』のようなコミュニケーションゲームを社内のアイスブレイクや社員研修、サービス周知に組み込みたいとの相談が増えている。主催者やクリエイターの声を交えつつ、ボードゲームが企業の新たな接点として注目を集める流れが鮮明になったと伝えている。
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