2025.12.1
伝統工芸×デジタル 大学発ワークショップ
2025.12.1
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本学は11月25日、共創イノベーションラボ KIBINOVEにて、おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム（OI-Start）との共催で「伝統工芸×web3で未来を創る」をテーマにしたワークショップを開催した。学生・教職員、企業、行政、岡山県立大学デザイン学部の学生など約20人が参加し、備前焼の可能性を探る議論が交わされた。
冒頭では戸板女子短期大学の川嶋比野教授が備前焼にweb3やNFTを組み合わせる新たなアプローチを解説し、参加者からは期待の声が上がった。続くワークショップは備前市出身で備前焼のブランディングを手がける株式会社WTSの大富貴稀専務取締役がファシリテーターを務め、地元文化への理解と事業創造の視点で進行した。
グループワークは「BizenDAOを活用することで備前焼をどう発展させるか？」をテーマに実施され、備前焼の全DAO化や陶芸レベル別のワークショップ開催、「備前焼ソムリエ」のような格付けとDAOを通じた人気投票など多様なアイデアが提示された。子どもの成長と器の物語をNFTで記録する「私の茶碗物語」や、割れた茶碗をアクセサリーにリメイクするか窯元で体験を行うか選べる「魔法のお茶碗」構想、修繕履歴をブロックチェーンで残すアイデアも挙がった。
このほか海外ファンとのオンライン交流や学生と陶芸家による協働など、従来の枠を超えた文化発信と参加型価値創造の案が生まれ、伝統工芸とデジタルを結ぶ実践的な発想が示された。
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