明治40年創業のうなぎ専門店、株式会社宮川（東京都豊島区、代表取締役：八馬 誠）が、うなぎ屋としてのSDGsに挑戦し、うなぎの頭約600匹分から出汁をとった商品を発表した。大塚宮川のSDGs商品第二弾で、12月～3月の冬季限定発売である。

商品は「丸焼きうなぎ鍋」と「白焼き雑炊」で、第一弾「極みうなそば」にも使ったスープがベースである。スープは600匹分の鰻の頭を一つひとつ下処理し、雑味を除き丸一日かけて炊き上げた出汁で、濃厚ながら後味はあっさりの「濃厚あっさりスープ」である。

丸焼きうなぎ鍋は、うなぎを筒状に素焼きして骨を抜き、脂と香ばしさを感じられる仕様である。鍋には白菜、春菊、人参、ごぼう、長ねぎと、うなぎ100％の「うなぎつくね」が入る。

食後は同じスープで卵とじにした「白焼き雑炊」を提供し、うなぎ白焼きとの相性も謳われている。うなぎ鍋1杯で約10匹分、白焼き雑炊1杯で5匹分の出汁を使用する。

販売は店内飲食で、発売日は2025年12月1日。価格は白焼き雑炊付きの丸焼きうなぎ鍋が1人前6,600円（税込）、白焼き雑炊と酒のアテセットが1人前7,700円（税込）である。老舗職人の手間をかけた製法と廃棄部位の活用を掲げる取り組みとして紹介されている。