宮野真守は7歳から劇団ひまわりに所属し子役として出発した経歴を持つ。声優としての注目は2002年のゲーム『キングダム ハーツ』のリク役で始まり、2006年のTVアニメ『DEATH NOTE』で夜神月役を演じて一躍人気声優の仲間入りを果たした。

その後も『機動戦士ガンダム00』の刹那・F・セイエイや『桜蘭高校ホスト部』の須王環、『イナズマイレブン』の吹雪士郎、『うたの☆プリンスさまっ♪』の一ノ瀬トキヤなど多彩なキャラクターを演じ分けてきた。

近年は声優業にとどまらず、令和版『うる星やつら』で面堂終太郎の新声優に抜擢されたり、『キン肉マン 完璧超人始祖編』で主人公・キン肉マンの新声優に起用されたりと存在感を示している。また『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』で童磨役を務めるなどスクリーンでの演技も印象的である。

歌手としては9枚目のシングル『カノン』がオリコン週間チャート3位を記録し、2013年には男性声優ソロとして初めて日本武道館公演を成功させた。俳優としても日曜劇場『半沢直樹』（TBS系）やNHK連続テレビ小説『らんまん』への出演で活動の幅を広げている。現在公開中の『果てしなきスカーレット』なども含め、さまざまな舞台での活躍ぶりをスクリーンで確かめられる。