クラフトジンの製造に特化した蒸留所が前橋市千代田町のオリオン通りに誕生し、１２月２日にグランドオープンする。内覧会で施設や商品が報道関係者に公開された。

経営は東京・前橋を拠点にまちづくりなどに取り組む二口圭介と、アメリカのバーのオーナー、ジャン・リュックの共同である。７月にプレオープンしており、運営と販売の体制は既に稼働している。

同蒸留所が展開するクラフトジン「ＫＷＥＬＩ」は、ジュニパーベリーだけを用いて本来の味を楽しむ「ｗｈｉｔｅ」と、前橋産のきゅうりを使ったさわやかな「Ｇｒｅｅｎ」の２種類で販売されている。ボトル販売は７月から始まっており、一番人気の２００ミリリットルは月に４００本ほど売れているという。

今後は群馬の旬の果物や赤城山に自生するハーブや草花を使ったフレーバーの開発も視野に入れている。グランドオープン後は週末の金曜・土曜にバーカウンターでカクテル提供を行う予定で、中心市街地のにぎわい創出と地元資源を生かした商品展開が期待される。