青森大は25日、学生を経済的に支援するため、学内のレストランで「ゼロ円定食」の提供を始めた。学内で昼食を無料で提供するのは初めてで、最近の食料品の価格高騰を受け、同大後援会が企画・実施したものである。

来年1月までに計6回、昼食400食ずつが用意される予定で、初日のメニューは「ハンバーグトマトソース定食」と「ぶり照り焼き定食」の2種類であった。多くの学生らが用意された食事をおいしそうに頬張っていたという。

同大2年の学生（20）は「最近は節約のため、昼食を食べないようにしていた。無料は学生にとって大きく、ありがたい」と話している。安田一史・後援会長は「お金がないから食事を我慢するというストレスを減らしたい。しっかり食べて勉強してほしい」と述べ、学生支援の狙いを説明した。今後も同様の支援が継続される見込みである。