歌手の浜崎あゆみ（47）が30日、自身のインスタグラムを更新し、29日に予定されていた中国・上海公演の中止を受けて会場で「無観客公演」を実施したことを報告した。

浜崎はストーリーズで現地記事を引用し、「この記事にあるように、私達は昨日の中止要請の後、無観客の状態で一曲目からアンコールまで行ってから会場を後にしました。会えるはずだった一万四千人のTAの皆さんへ向けて、演者・スタッフ全員で全身全霊で本番と寸分変わらぬ想いをもちステージをまっとうさせて頂きました」と伝えた。

28日には上海公演の中止を発表しており、公演準備は「私達は、これまでの公演と同じように日本と中国のクルー総勢200名で協力し合い、五日間かけて上海のステージを本日組み終えましたが、午前に急遽公演中止の要請を受けました」と説明していた。

浜崎は約100名にも及ぶ中国スタッフ、日本から共に海を渡って来た同じく100名に及ぶスタッフ、ダンサー、バンドメンバーに本番を演らせてあげられなかったことへの申し訳なさや、一万四千人のTAに直接会って謝罪する機会がないことへの無念を記していた。

記事は今回の中止が日中関係をめぐる緊張の影響と指摘しており、同時期に大槻マキの歌唱中断やももいろクローバーZの出演中止があったことも伝えている。