人気YouTubeチャンネル「Genの炊事場 SUIJIBA」を運営するGenさんが、関西風のふわっとしただし巻き卵を目指して素人が1時間巻き続ける検証動画を公開し、記事執筆時点で61万2000回以上再生、1万3000件を超える高評価を得ている。

動画ではまず家庭で普段作る出し巻きを再現し、卵3個に白だし10ミリリットルと水30ミリリットルを加え、テフロン加工の卵焼き器を使って弱火から中火で菜箸でかき混ぜながら巻いていく工程を示した。

Genさんは完成品について「めちゃめちゃおいしいが家庭感が残る」と述べ、本格店と比べて不足する点を水分量としっかり抽出された出汁の“荒さ（ライブ感）”と分析した。

次に水分量を一気に90ミリリットルと3倍に増やす方法を試したが、卵液がゆるくなり巻きが成立せず失敗した。

銅製の卵焼き器で熱伝導率の高さにより下地を急速に固められるかを検証したがこちらも成功に至らなかった。

さらに電子レンジ法も試し、プラスチック容器にラップを敷いて同量の卵液と油を入れて1分半加熱しかき混ぜてさらに1分加熱、9割固まったところでラップで巻き5分放置する手順を紹介した。

各工程のビフォーアフターと再現性の検証を通じて、プロの質感に近づけるための工夫と家庭での限界が示されている。