商業や農業を学ぶ福島県内の高校生が、自校で開発した商品の効果的な販売法を学ぶためのＰＯＰポスター作製に取り組んだ。福島イノベーション・コースト構想推進機構の支援事業の一環で行われ、福島商、小名浜海星、福島明成、福島北、岩瀬農、川俣、相馬農の生徒が講習に参加した。

画像作成・編集ツール「Ｃａｎｖａ」を使いながら、デザインや構成の基本を学び、見やすさや訴求の工夫を実践した。小名浜海星高はみかんサイダーなどのポスター作成に取り組んだという。

商業科の斎藤あゆみさん（３年）は「見やすい文字の配置などを指導してもらった。学びを今後に生かしたい」と話している。ポスターの展示と商品の販売会は福島市のコラッセふくしまで開催され、福島商、小名浜海星、福島明成の３校が参加してパンやジャムなどを販売した。

学校の特色を生かした教育を支援する取り組みとして、生徒たちは実践を通じて商品ＰＲの基本を理解する機会を得た。