器そっくりに仕上げた「器ごとおにぎり」がSNSで注目を集めている。投稿は2025年11月27日、おにぎり劇場のXアカウントによるもので、写真の手前に写る皿にのっていたのは水玉模様の器に盛られたご飯そっくりなおにぎりである。

海苔を使って器の線や水玉模様を丁寧に再現しており、奥にある本物の器と見分けがつかないほどの仕上がりだ。投稿には「どこまで食べていいの？」「本物の器に入っているのかと思いました。天才！」など多数の反応が寄せられている。

grapeはおにぎり劇場さんに制作秘話を取材しており、制作意図についての問いに対して「日本の古きよきものを知ってもらいたい」という思いがあったと答えている。

制作で特に難しかった点については「難しかった点は、海苔のカットです。カップのカーブに合わせて、シワなくピッタリした形を切り出すことに苦労しました。海苔は貼りつけた後、少し縮むので、縮み方が読めないのも難しい点です」と制作側が明かしている。

難しい表現ながら美しく仕上がったのはおにぎり劇場の高い技術力によるもので、細部にまでこだわった職人技が光る作品である。完成度の高さから「パクっと食べるのが、どこかもったいない気持ちになりますね！」との声も上がっている。