長崎市のベルナード観光通りで28日、ながさき推しグルメフェアが始まり、小規模事業者ら20店が出店した。会場には路地裏のカレーやイチゴアメなど地元の知る人ぞ知るグルメが並んだ。

会場の一角では漢方薬局が作った甘酒のフリーズドライが注目を集めた。KTN記者は「最初はサクサク、その後すぐに口の中でほどけて甘酒の甘さと香りが口いっぱいに広がります。新感覚！」と伝える。買い物客からは「ほわ―っと溶ける。お菓子みたい」との声も上がった。

出品者のきんかんおかゆぶ 山下紘輝さんは「少し水を加えると甘酒に戻る」「ミルクや豆乳に入れて、ラテのように甘酒ラテが楽しめる」と使い方を紹介した。

会場ではほかに、2026年に創業100年を迎える製麺所が2025年に作った「手熊小絆麺」を出品。これは2025年度での閉校が決まっている長崎市の手熊小学校の子供たちとコラボしたちゃんぽん麺である。佐藤製麺所4代目 坂本千恵さんは「世界に1つの麺を作ろうということで」「たくさん商品を買っていただければ、私たちも続けていくことができるので」と話した。

「ながさき推しグルメフェア」は29日まで開催され、長崎の新たなグルメとの出会いが期待できる。