パタゴニア・インターナショナル・インクは１２月１１日、郡山市の仁井田本家が製造した日本酒「やまもり２０２５」を発売すると発表した。今回の製品は日本で初めて「リジェネラティブ・オーガニック認証」を取得した日本酒である。

同認証は既存の有機農業を進化させ、健全な土壌をつくり、人と動物の福祉を尊重する目的でパタゴニアが他団体とともに創設したもので、現在まで世界４６カ国で約３４０ブランドが認証されている。

仁井田本家は自社田で栽培した酒米「雄町」を１００％使用し、自社山のスギで作った木おけで仕込んだという。蔵元の仁井田穏彦さんは「リジェネラティブ・オーガニック認証は環境、経済、人、地域に貢献し、地球再生につながる」とコメントしている。

価格は７２０ミリリットルが３３００円、１５０ミリリットルが９００円で、パタゴニアの直営店や公式オンラインショップなどで取り扱う。発売を記念して１２月１２～１４日にパタゴニア各店で試飲会が行われ、同２７日にはＪＲ郡山駅観光案内所内のショップで仁井田本家によるトークセッションが予定されている。