横浜市磯子区にある中華料理店「一姐厨房」は、広東出身のシェフが腕を振るう本格派の店である。麻婆豆腐や炒飯のほか、広東料理・湖南料理・四川料理など幅広いメニューを掲げている。

Instagramで湖南料理を得意とすることが紹介されており、訪問時は単品注文で料理を楽しんだ。今回の目当ては農家炒め（豚肉と野菜の湖南風炒め：１１８０円）で、ライス（２００円だったかな）も注文している。

ライスだけの注文にも関わらず、玉子とワカメのスープが提供された。スープはとろっとした口当たりで旨味が深いとされる。

調理は豪快で、炒め始めると店内に唐辛子の香りが充満し、コックさんやお姉さんがむせる場面もあったという。登場した農家炒めは赤唐辛子と青唐辛子の彩りが目を引く。

豚肉とピーマン・玉ねぎ・にんじんなどの野菜がたっぷり入り、肉はむっちり、野菜はザッキザキに炒められていると報告されている。味付けはしっかりしており、白いご飯と合わせる構成になっている。

供される際には「スプーンの方が食べやすいから」とお姉さんがスプーンをすすめるなど、細やかな気配りも見られる。全体として辛味と香り、食感が際立つ湖南風炒めを楽しめる店である。