2025.11.26
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第32回おかあさんの詩(うた)コンクールの表彰式が23日、長崎市の長崎県農協会館で開かれた。主催はNCC長崎文化放送、共催はJA全農ながさきで、朝日新聞社などが後援である。
コンクールは「家族や大切な人への想い〜おかあさんの詩コンクール〜」をテーマに、県内の幼児から中学3年生まで、計83校などから計1733編の応募が寄せられた。佳作などを含め計20編が表彰された。
最優秀・JA全農ながさき賞には、長崎市立北陽小1年 泊潤樹(みつき)さん(7)の詩「おかあさんへ」が選ばれた。作品は母親へ宛てた手紙形式で、母が2歳8か月のときに亡くなったことに触れつつ、記憶は少ないが存在を身近に感じる思いを綴っている。
表彰式では泊さんが受賞を報告した際に心の中で母に「頑張ったね」と言われたと感じたと伝えた。表彰式に同席した父・和繁さんは「去年まで、ひらがなも上手に書けなかったのに、成長の速さに驚かされます」と述べた。
全農パールライス賞に「一枚のカード」川上朱莉(諫早高付属中1年)、審査員特別賞に「お金では買えないもの」新谷諒(佐世保市立大野小3年)なども選ばれた。その他、NCC賞や佳作など多数の作品が選出されている。
入賞作品は来年1月24〜29日に長崎浜屋ステップギャラリー、2月21〜25日に諫早図書館などで順次展示される予定であり、NCCは表彰式の模様を全6回にわたり番組で紹介する予定である。
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