Cover株式会社は11月15日、インドネシア・タンゲランのCOMIC FRONTIER 21 ICE BSD ホール6で、オフライン公演「hololive Indonesia 5th Anniversary LIVE Chromatic Future」を実施した。公演ではEpic Gamesの3D制作ツール「Unreal Engine」を本格採用し、VFXツールのNiagaraを活用して流体表現やエフェクト発火による動きのある演出を展開した。

リアルタイム操作に対応し、物理会場の照明卓に近い操作感を再現するワークフローを導入、Touch Designerとの連携も行った。グラフィック面では、リアルな背景とアニメ調のタレントモデルを自然に組み合わせるため、独自シェーダー「HoloToonUE」を実装し多光源下での自然な陰影描写を実現した。

ライティングにはレイトレーシングを用いて最適化を図り、DMXプロトコルを導入してバーチャル空間での照明制御を実際の会場同様に行えるようにした。公演はオンライン視聴にも対応し、メタバースプラットフォーム「ホロアース」で2025年11月23日12時から12月4日まで公開された。

視聴にはアバターアイテム「IDカードホルダー “Chromatic Future”ver.」の購入が必要で、価格は750ホロコイン（1500円相当）である。ホロアースでは11月24日にベスティア・ゼータ、11月26日にムーナ・ホシノヴァがログインして無料パートをユーザーと共に視聴するイベントも予定された。

またYouTubeのhololive Indonesia公式チャンネルでは公演の一部を11月23日12時より無料公開した。