武蔵小杉に開業した『Five bird』は「五感で楽しむ新焼鳥」を掲げ、焼鳥とおでんの二本柱で営業している。オーナーの本間裕太氏と焼き師の山内佑一氏、ホール担当の田村紀乃香氏が役割を分担し、客単価6,000円の中間価格帯で提供している。

2025年6月のオープン翌月から連日満席が続き、高所得者層が多い駅前エリアのニーズと接客力がかみ合っているという。立地は武蔵小杉駅北側の住宅街、徒歩3分の路地裏で、主要客層は40代の夫婦やオフィスワーカー、ファミリーまで幅広い。

本間裕太氏は新卒でエー・ピーカンパニーに入社し、『塚田農場』でのマネジメントや新業態立ち上げを経験した。2021年に同社の子会社で焼鳥業態に特化したAP Restoryに移り、代表取締役社長として15店舗を展開、最高売上を記録した実績を持ち、2025年3月に退社して『Five bird』を立ち上げた。

居抜き物件を選んで開業費用を抑え、都内激戦区を避ける立地戦略と、徹底したメニューと接客の磨き込みで差別化を図っている点が勝ち筋になっていると説明されている。