2025.11.25
光栄のレトロ麻雀『麻雀大会』を振り返る
2025.11.25
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光栄の『麻雀大会』は1987年末に発売された麻雀ソフトである。歴史シミュレーションに登場する人物たちが卓を囲む点を売りにしており、当時のユニークな企画性が特徴である。
麻雀ソフトはマイコン時代から定番ジャンルであり、一人でも遊べる点が評価されていたが、時代が下るにつれ各作に個性が求められるようになった。記事では『麻雀悟空』や『ぎゅわんぶらぁ自己中心派』などの例も挙げられている。
本作は当初1985年4月のパソコン雑誌で“新発売!!”として広告が初出となった。広告文には「有名人と麻雀大会。メンバー選びが決まったら、ルールはお望みしだい。おまけにシャミセン、オチョクリ、泣き麻雀、おこって笑っても～～～～こんな麻雀見たことない!!」といった文言が使われていた。
その後1986年3月に発売延期のお詫びが掲載され、しばらく広告は途絶えた。1986年7月の8月号では『信長の野望 全国版』とともに“近日発売”として再登場したが、『信長の野望 全国版』は1986年末に発売されたのに対し、本作だけは発売が延びた。
最終的に1987年12月中旬にリリースされ、価格は9,800円、当初は複数機種での発売が予定されていたものの、最終的にはPC-9801シリーズ向けのみで発売された。プロデューサーはシブサワ・コウが務めている。
当時の広告や画面は国産PCソフトの歴史やノスタルジーを感じさせる資料としても興味深い作品である。
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