韓国の農林畜産食品部と韓食振興院は２３日に、２２カ国・地域の１万１０００人を対象にした調査結果を発表した。

「最も好きな韓国料理」は韓国式チキンが１４％で最多となり、キムチが９．５％、ビビンバが８．２％だった。

そのほかプルコギ（５．６％）、即席麺（５．１％）、サムギョプサル（４．５％）などが挙がった。ここ１年間に多く食べた韓国料理でも韓国式チキンが２８．３％で１位、キムチが２８．０％で続いた。

韓国料理を食べた人のうち９４．２％が「満足した」と回答し、「韓国料理をまた食べたい」と答えた人は８０．６％で前年から４．５ポイント増えた。

この１年間に現地の韓国料理店を訪問した人は７１．７％で、そのうち９３．１％が「満足した」、９０．７％が「再訪したい」と答えた。

都市別ではホーチミン、マニラ、上海、ジャカルタ、北京、ロンドン、ドバイ、サンパウロ、シドニー、香港で満足度や再訪の意向が平均より高かった。一方、東京、ローマ、パリ、台北、シンガポール、トロントでは相対的に評価が低く、東京は満足度と再訪の意向を示した割合が昨年に続いて最も低かった。

また、韓流コンテンツに接した後に韓国料理を食べたり韓国料理に関心を持ったりした人は６５．１％で、韓国カルチャーと料理への関心が同時に広がっていることが分かった。農林畜産食品部の担当者は海外で韓国料理が「ヘルシーで新鮮」という認識が定着したとし、海外の優秀韓国料理店の指定を拡大し、地域別の消費者の特性に合わせた戦略を強化して、世界での韓国料理の地位を高める考えを示した。