ＪＲ九州が主催する「ご当地麺総選挙」の決勝イベントが２３日、北九州市の門司港駅前で開かれた。全５９品のうち事前のインターネット投票を勝ち抜いた１３品が販売され、来場者による投票の結果、１位が決定された。

決勝で１位に選ばれたのは、小倉駅長が推す「駅長スタミナ 焼(やき) うどん」である。ホルモンを豪快に盛りつけ、ニンニクと甘辛いたれで味付けしたメニューで、ホルモン好きという松尾 宜彦(たかひこ) 駅長が焼きうどん専門店「きつね」と考案したものである。

当日は全約７０００票のうち約１１００票を集め、「駅長スタミナ 焼(やき) うどん」がトップとなった。該当メニューは同店でも税込み１３５０円で提供されている。松尾駅長は「努力が実ってうれしい。さらに小倉を盛り上げていきたい」と述べた。

この「総選挙」は今年で２回目の開催である。昨年は「丼」をテーマにした大会で「福津めん 鯛(たい) 丼」が優勝し、提供する福岡県福津市の飲食店「漁師めし 来進」は反響で売り上げが伸びたといい、田畑直子店長が影響を語っている。

決勝イベントを見守ったＪＲ九州の古宮洋二社長は、地域を盛り上げるため来年も開催したいと話した。地域性を打ち出した各地の一品が集う場として、参加店舗や地域への波及効果が期待される大会である。