Hanako Webの連載第15回のテーマは「バーカロ」である。フードライター小石原はるかが勢いある新店と定番を紹介する連載で、今回はイタリア・ヴェネツィアに根付く立ち飲みカウンターを備えたカジュアル酒場「バーカロ」を取り上げている。

バーカロは日本なら「角打ち」に近い存在と位置づけられ、気軽に一杯と一品を楽しめる業態であると説明する。梅ヶ丘に誕生した〈バーカロルーポ〉は、白金のイタリアン〈RAMA〉のスーシェフを務めた瀬形裕太さんが夫妻で切り盛りする店である。

メニューはイタリアンを基調に和の要素を取り入れた一品も並び、ワインやレモンサワーなど酒の選択肢も広い。看板メニューの「シーフードセビーチェ」660円はイイダコと甘エビをトマト、きゅうり、セロリとマリネした爽やかな一皿である。

締めの「生パスタボロネーゼ」1,760円はタリアテッレに赤身肉のソースをたっぷり合わせる一品で、パンを追加して味わうのが薦められている。16時開店、1品と1杯でも利用可能で、ほぼすべての料理がテイクアウト対応という利便性も打ち出している。

店舗情報は以下の通りである。住所：東京都世田谷区梅丘1-25-2 1　TEL：03-6413-1160　営業時間：16:00~21:30LO　定休日：月休(祝の場合は営業)。席数：テーブル 12席、バーカウンター4名相当、スタンディングテーブル2名相当　instagram：@lupo_umegaoka。