第46回壺屋陶器まつりが21日、那覇市立壺屋小学校で始まった。校庭では特別価格の壺屋焼が販売され、目当ての陶器を求める来場者でにぎわい、人気の作家のブースには開始前から長蛇の列ができた。

壺屋焼の窯元・育陶園が開発した高さ5cmの「ミクロシーサー」なども並び、入場は無料でまつりは23日まで、開催時間は午前10時〜午後5時である。

壺屋小の5、6年生は総合学習の時間に校内の窯で箸置きなどを焼き、校庭で即売を行うとともに陶工へのインタビューも体験した。6年生の島袋結妃（ゆき）さん（11）は「自分が作った作品が目の前で売れて、すごくうれしかった」と話した。

実行委員長の島袋常秀は販売に加え陶工の技を間近で見ることができる点を強調し、多くの来場を呼びかけた。22日午後3時からはオークション、23日午後3時からは陶工が作品作りの速さを競う「カーミスーブ」も予定され、地元の伝統工芸を体験・購入できる催しとなっている。