茨城県高萩市中戸川田代地区の住民の作品展「ひよっこの里ミニギャラリー」が、同地区の交流拠点「いこいの広場」で開かれている。写真や陶芸品など約30点が展示され、ジャンルにとらわれない多様な作品が並んでいる。

展示会は芸術活動に励む住民の成果発表の場を設けようと初めて開かれたもので、会場には旅先の思い出を写した写真や色鮮やかなプリザーブドフラワー、切り絵などさまざまな手仕事が並ぶ。訪れた人が作品をじっくり鑑賞できる構成となっている。

開催初日の22日には記念コンサートが実施され、連続テレビ小説「ひよっこ」の主題歌「若い広場」の口笛のほか、地区住民が作詞に携わった楽曲「多々良場慕情」のギター演奏も披露された。来場者も一緒に口ずさんで開幕を盛り上げた。

企画した菊地力雄さん(71)は「住民の力作をぜひ見に来て」と呼びかけている。展示は30日までで、時間は午前10時から午後3時までとなっている。地域の日常風景や住民の創作意欲を伝える場として、幅広い世代の作品が紹介されている。