三谷幸喜脚本、菅田将暉主演のドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』の第8話が19日に放送された。この記事は第8話の展開と生田斗真演じるトロの存在感に焦点を当てている。

第8話ではWS劇場でシェークスピア劇『冬物語』が上演される中、リカ（二階堂ふみ）の元情夫トロが客席からヤジを飛ばし、やがてリカを新宿の店へ120万円で売り飛ばそうとする場面が描かれる。八分神社の神主・論平（坂東彌十郎）はそれを阻止するため家宝の七福神（120万円相当）を差し出す。

久部三成（菅田将暉）はリカを守るためトロと対峙し、警官となった大瀬六郎（戸塚純貴）の拳銃で退散させようとするが、その拳銃はおもちゃであった。それでも久部の迫真の芝居がトロを追い詰め、トロはナイフを置いて観念する展開となる。

その後、久部の因縁の劇場『天上天下』のオーディションにトロが参加する姿がラストに描かれ、トロの意外な変化が示される。記事は第8話を「最終章に入る直前のジャンプ台」と評し、テンポや人物描写の巧みさ、生田斗真が演じるトロの役割についてシェイクスピア世界との関連から分析している。配信面では本作がTVer、FOD、Netflixで配信されていることも併記している。