沼津市の絵画愛好家らでつくる「グループ風土」の１００回目の作品展が２４日まで、沼津市民文化センターで開かれている。結成５７年を迎え、会員１３人とＯＢの絵画や版画、陶芸など１００点以上の力作が並んでいる。

会場には油彩や水彩、木版画に加えて陶芸の立体作品も展示され、各会員の表現や技法の違いが来場者に伝わる構成となっている。世代の幅が広がっており、若い会員の参加も展示に新たな活気をもたらしている。

出展作品には伝統的な技法を守るものと新たな表現に挑む作品が混在しており、多様な見どころがある。主催側は地域の文化活動の継続を重視し、展覧会を通じて会員の制作意欲を高める場にしたいとしている。

会員らは「若い人もメンバーとなり活気もある。今後も回数を重ねていきたい」と述べ、今後の開催継続への意欲を示している。地元の長い歴史を刻む会の節目となる展覧会は、市民に身近な芸術の成果を伝える機会となっている。