京都府京丹後市・久美浜エリアに、全棟プライベートサウナ付き古民家ホテル「SAUNA&CURRY URI（サウナアンドカレーウリ）京丹後」がオープンした。無人運営でチェックインからチェックアウトまでオンラインで完結する仕組みで、手ぶら利用に対応するためタオルや水着、サウナハット、館内着などのアメニティも揃えている。

同ホテルは全3棟で構成され、それぞれ異なるサウナ体験を提供する。母屋の「栄の間」は築100年の蔵を活用したサウナ室でセルフロウリュが可能、寝ころびスペースや外気浴テラス、水風呂を備えている。

別邸「竹の間」は書院造の平屋をリノベーションし、黒を基調とした“瞑想サウナ”スタイルにまとめた。サウナ・水風呂・休憩・寝室がワンフロアでつながり、静かに整いたい利用者向けの設計である。

さらに別邸「八重の間」は納屋を生かした二階建てで、テラスやバレルサウナ、地形を生かした自然のクールスポットを完備し、キッチンもあるため地元の食材を持ち込んで調理しながら滞在できる。

食体験も重視しており、代表が監修した特製スパイスカレーを各棟の冷凍庫で購入できるほか、サウナ後に摂りたい栄養バランスを意識してミネラルやビタミンを補える内容で開発されている。朝食にはお粥と副菜を組み合わせる中国式のスタイルも用意。

カップルや夫婦の記念旅行、サウナ初心者の女性同士の滞在、サウナ仲間との小規模合宿など多様な利用シーンを想定しており、ほかのゲストと出会うことなく過ごせる一棟貸しの利点も打ち出している。オープン記念として2025年12月14日と15日に「サウナ開放DAY」を開催する予定である。