現代陶芸に特化した国際アートフェア ceramic brussels が、2026年の開催内容を発表した。会期は2026年1月22日（木）から25日（日）、会場はブリュッセルのTour & Taxis展示センターである。世界各地から75のギャラリーが参加し、約200名のアーティストによる陶芸作品を紹介する。

第3回となる今回はスペインの陶芸シーンに焦点を当て、EUROPALIA Españaフェスティバルと連動して7つのスペインのギャラリーが参加する。パリのMALA Galleryではパブロ・ピカソの陶芸作品を、Galerie Capazzaではジョアン・セラ、ミア・ジャウデル、クラウディ・カサノバスの作品が展示される予定である。スペイン陶芸の現代シーンをテーマとしたトークイベントも予定されている。

「ゲスト・オブ・オナー」にはオーストリアのアーティスト、エルマー・トレンクヴァルダーが選出された。会場入口に300㎡を超える大規模な個展を展開する予定である。トレンクヴァルダーは40年以上にわたり、バロックやロココ建築、アジアの造形を想起させる装飾性豊かな大型陶彫を制作してきた。1980年代半ばに絵画から陶芸へ転向し、素材の扱いの巧みさで新たな表現を切り拓いてきた点が紹介されている。