俳優の木村拓哉（53）が16日放送のテレビ朝日系「有働Times」に出演し、SMAP解散後も旧事務所に残り続ける理由について語った。

1991年に6人組としてCDデビューし、国民的アイドルとして28年にわたり活動したが、2016年に解散した経緯を振り返った。現在は旧事務所からエージェント契約の事務所として生まれ変わった、「STARTO ENTERTAINMENT」の契約タレントとして活動していると説明した。

インタビュアーの有働由美子から「事務所に残り続けている理由は何ですか？」と問われると木村は「え？出た方がいいですか？」と返した。続けて「出ても出なくても、できることはできる。できないことはできないだろうし。できないことが、やりたくてできないのか（によって違う）。やりたくてできないこと、ないですから。そのスペースから違う場所に行ったみんなも、思ってるんじゃない？きっと」と自身の考えを述べた。

また「出て晴れやかになった人もいるかもしれないし、いると思うけど」との言葉も添え、中居正広氏が20年に独立し今年1月に芸能界を引退したこと、稲垣吾郎、香取慎吾、草彅剛が事務所を退所してそれぞれの道を歩んでいることに触れた。さらに、ファンや後輩から「“そういうルートを選んでくれたことが、凄く自分たちにとってうれしかったです”って、まっすぐに言ってもらえたりすると、あ、そう？って。そう思ってもらえるこっちもうれしい」と言われることに喜びを示した。

最後に「1人でやってないですよ、結局は、ホントに。はっきり言いますけど、1人じゃ何もできないですから。それは間違いないです」と周囲のサポートへの感謝を明確にした。