WINNERのカン・スンユンが、2ndソロフルアルバム『PAGE 2』でさらに深みを増した音楽の世界観を描き出したと伝えられている。

2021年にリリースされた1stフルアルバム『PAGE』が“青春の記録”を込めた日記のような作品だったとすれば、約4年7か月ぶりの今作はその次の章として、より深く広い視点で人生を綴る一人の物語に近い。

前作では家族、ファン、WINNERのメンバー、師匠であるユン・ジョンシンらとの関係を通して過去10年を振り返ったが、『PAGE 2』では内面から一歩進み、人生や青春、人間本来の「美」を歌う作品となっている。

タイトル曲『ME（美）』はシンセポップとロックを融合させたパワフルなダンスナンバーで、“青春の瞬間を揺らし、思い切り楽しもう”というメッセージを届ける楽曲である。

安定感のあるボーカルと緩急の効いた表現が成熟した自信を象徴しており、「美 and shake that beauty」という歌詞に自由で堂々とした青春が凝縮されている。

また本作は感情の“構造化”を示し、愛、別れ、後悔、苦悩、自由といった要素を一つの物語として編成している点が特徴だ。

多彩なジャンルを行き来する構成と繊細なサウンドデザインは、スンユンが単なるボーカリストを超え、“完成されたプロデューサー”へと進化したことを証明している。

さらにRed Velvetのスルギ、ウン・ジウォン、ホリュンといった個性あるアーティストとのコラボレーションが楽曲に新たな色を加え、ビジュアルやメッセージ面でも表現を深化させた作品として共感を呼ぶ仕上がりである。