秋篠宮ご夫妻は10月24日から2日間、滋賀県を訪問した。期間中、全国障害者スポーツ大会の開会式に出席し、選手らおよそ3000人の入場を手拍子を交えて見守った。

多賀町では地元の小学生とともに大会のデモンストレーションで行われる競技「モルック」に挑戦し、秋篠宮さまが10点のピンを狙って命中させる場面もあった。モルックは木の棒を投げてピンを倒し得点を競う競技で、1本だけ倒した場合はピンに書かれている数字が得点になるというルール説明があった。

佳子さまは25日に滋賀県を訪れ、大会をご覧になったほか障害児入所施設や陶芸をテーマにした文化公園で子どもたちと交流した。ご夫妻は視覚に障害がある人の養護老人ホームで棒を使ったリハビリ体操に参加した。

入居者から長女の小室眞子さんに子どもが生まれたことを祝福され、秋篠宮さまは「もう孫ができてもいい年ですが、いざできてみると不思議な気持ちです」と述べたという。午後にはフットソフトボール競技をご観戦し、ピッチャーが転がしたサッカーボールを蹴って行う競技を白熱した試合として見守り、選手たちに拍手を送った。