「ハッピーガーデン」展がホーチミンで開幕し、蜂、蝶、馬、象、猫、花、葉など多様なイメージを描いた陶芸作品が一堂に会している。展示では作家の実験的な釉薬の層が重ねられた作品群が並び、生命力に満ちた明るい空間を創出している。

開会式ではホーチミン市美術協会副会長のアーティスト、シウ・クイ氏が挨拶した。中心的な出展者であるグエン・ティ・ズン氏らがテープカットに参加したと報じられている。

グエン・ティ・ズン氏の作品は花弁や葉をきめ細かくしなやかな粘土で丁寧に制作し、焼成後も繊細さと耐久性を保つ。展示作品の中には、花びらが焼成後も優美な外観を維持するように設計された精巧な造形が見られる。

作家たちは伝統技法と革新技法を巧みに組み合わせ、ビエンホア陶器の透かし彫りやカイマイ陶器のレリーフ技法を融合させた独自のフォルムを追求している。色釉は作家の手によるエナメル彩色技法で何層にも重ねられ、複数回の焼成を経て作品の鮮やかさが増している。

色釉は何度も焼成され、層ごとに鮮やかさが増す工程が紹介されている。報道は、作品群が伝統と革新の融合により独特の表情を獲得していると伝えている。展覧会は11月17日まで開催されている。