中国発アニメ『羅小黒戦記（ロシャオヘイセンキ）』の日本語吹替版制作秘話が明かされた。アニプレックスで日本プロデュースを務める孫宗楨氏のインタビューを通じ、シリーズの歩みと最新作の見どころが語られている。

孫氏は2019年9月に第1作の字幕版を劇場で鑑賞し、その魅力に驚いた体験を明かした。特に「シャオヘイとムゲンが海の上を筏で移動するパート」で劇伴とともに二人の関係が深まる一連のシーンに強く引き込まれたという。

過去の経緯として、2019年9月に字幕版が公開され、2020年11月には日本語吹替版『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』が全国上映されたことが触れられている。音響監督・岩浪美和氏の存在と、シャオヘイ役の花澤香菜、ムゲン役の宮野真守ら人気声優陣の参加が作品の認知拡大に寄与したと述べられている。

さらに2025年10月からは、映画の原点であるWEB版ショートアニメをTVサイズに再編集した日本語吹替版の放送が始まったこと、そして11月7日に劇場版第2弾『羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来』が字幕版と日本語吹替版で同時公開されることが紹介されている。制作の舞台裏やキャスト起用の経緯に関する発言を通じ、続編への期待が高まる内容となっている。