茨城県水戸市立三中を1968年に卒業した同窓生14人による「はな花華展」が、小吹町の市植物公園で開かれている。

今年で73歳になるメンバーが中心となり、絵、書、写真、陶芸など多岐にわたる作品を出品している。

同展は9回目で、会期は3日までとなっている。

今年は「和」をテーマに据え、出品作に統一感を持たせた展示構成が特徴である。

長橋恵美子さんは新たに挑んだダイヤモンドアート作品を紹介している。さまざまな色の小さなビーズをキャンバスに貼り付けて、花や動物を描いた作品である。

92歳を迎えた当時の恩師、広瀬誠さんも参加し、独自の観察眼で捉えた花の写真を出品している。

作品群には個人の趣味と技術の積み重ねが表れており、陶芸作品も並んでいる。

出展者代表の坂場安男さんは「同窓生と交流できる年に1度の貴重な機会。皆さんに元気を与えられたら」と来場を呼びかけている。

地元で続く恒例の会として、世代を超えた表現の幅を楽しめる展示となっている。