国民的RPG『ポケットモンスター』シリーズにおいて、ポケモンを捕まえる行為はプレイの重要な醍醐味の一つである。とくに、1つのセーブデータに1匹しか登場しない「伝説のポケモン」は捕獲難度が高く、多くのプレイヤーにとって大きな挑戦である。

記事では平成時代のレトロな作品から、捕まえるのに苦労した伝説ポケモンを紹介している。中でも初代『ポケットモンスター 赤・緑』のミュウツーは象徴的な存在である。

ミュウツーは殿堂入り後に出現する「ハナダのどうくつ」の最奥に配置され、出会うにはまずストーリークリアが必要になる。戦闘面でも非常に強く、記事は当時の平均的なパーティーレベルが50程度であるのに対し、ミュウツーのレベルは70であると指摘する。

またタイプは当時強力だった「エスパータイプ」で、高火力技の「サイコキネシス」を多用する。さらに回復技「じこさいせい」を持つため、体力を削っても長期戦になりがちである。こうした理不尽とも言える仕様が存在したため、「無理ゲー」と感じられる場面もあったという。

記事は強さや出現条件の厳しさが思い出に残る要因であり、捕獲の難しさこそがプレイヤーの記憶に刻まれる理由であるとまとめている。