ドミニカ共和国製作のアニメーション映画『オリビアと雲』が、2026年1月24日よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開されることが決定した。あわせて日本版ビジュアルと場面写真が解禁された。

本作はロカルノ国際映画祭2024でワールドプレミアを迎え、東京国際映画祭でも上映された。監督・脚本・美術・撮影監督を務めるのはトマス・ピチャルド=エスパイヤである。

映像表現は色鮮やかなグラフィック、ナイーヴ絵画のような素朴なタッチ、ストップモーションアニメ、加工された実写映像など多彩なスタイルを併用して独自の世界観を構築している。音楽とSEが織りなすサウンドも映像世界を増幅する要素として紹介されている。

物語はオリビアとラモン、マウリシオとバルバラという二組の男女を通じて愛の複雑さを描く。オリビアは過去の恋に取り憑かれその思いをベッドの下に隠し、マウリシオに拒絶されたバルバラは空想的な物語で現実逃避する設定である。

日本版ポスターの邦題ロゴは前澤知美が手がけ、ポスターデザインは塚本陽が担当している。声のキャストにはオルガ・バルデス、エクトル・アニバル、エルサ・ヌニェス、フェリ・コルデロ・ベリョ、ドミニク・ゴリス、フィディア・ペラルタ、マリア・レベッカ・ダルマシー、リル・タベラスがクレジットされている。国内公開により多彩な映像表現を劇場で体験できる機会となるだろう。