西宮を代表する老舗和菓子店「桔梗堂」は、甲子園名物の「白玉しるこ」で知られる名店である。現在、栗の時期だけ約2週間販売される銘菓「かすみコルネ（栗）」が登場しており、出会えたら即買いの貴重な一品とされている。

「かすみコルネ（栗）」は現店主の高尾哲司が考案したもので、同店が「かすみ生地」と呼ぶ小麦粉、白玉粉、砂糖、玉子、ベーキングパウダーなどを用いた贅沢な生地にホイップと栗のペーストを包んだものだと解説される。見た目はミニクレープだが、味わいはモンブランのような和洋折衷の趣で、甘さ控えめに栗の風味が生きている。

毎年販売時期は微妙に異なるため、いつ店頭に並ぶかは確約できないが、見つけた客が喜ぶ人気商品であると伝えられている。ボリュームがあり栗ペーストがぎっしり詰まっているため満足度も高いという。

併せて「桔梗堂」名物のわらび餅は10月21日から“きなこ味”が販売されており、本わらび粉ならではのぷるぷるとした食感が楽しめるとされる。店舗情報としては住所が兵庫県西宮市甲子園二番町１−１６、TEL：0798-48-1611、営業時間：8時30分～18時30分（日曜～17時）と案内されている。