西江原小（井原市西江原町）の５年生が、老舗食酢メーカー・大興産業と協力してオリジナルのフルーツ酢「みかレモン」を開発した。ゆめタウン井原（同市下出部町）で２５、２６日に開かれるマルシェで販売する予定である。

児童たちは５月に大興産業の工場を見学した後、総合的な学習の時間を使って酢のドリンクに合う果物を研究した。リンゴ酢ベースの甘酢にいろいろな果物を漬け込み、試飲を重ねて味を検討した。

最終的に学区内で採れたミカンと尾道産のレモンの組み合わせに決めた。酸味と甘みのバランスが程よく、柑橘系のさわやかな香りがアクセントになっていると説明されている。

炭酸水や牛乳などで割って飲むのがお薦めとされる。商品名は「みかレモン」で、１５０ミリリットル入りを１本４５０円で販売する。販売は１００本限定で、児童の学習成果を地域で披露する取り組みである。

立田帆乃佳さん（１１）は「どの世代でもおいしく飲めるような味にするのが大変だった。たくさんの人に味わってほしい」と話している。