キャンピングカーメーカーのアネックス（本社：徳島県吉野川市）は10月23日、新型モデルCanele comfort（カヌレコンフォート）を発表し、インテックス大阪で開催される大阪キャンピングカーフェア2025（会期：10月25日〜26日）に初展示すると発表した。ベース車両は日産「NV200バネット」を採用し、日本の道路事情に適した取り回しの良さと日常使いの実用性を両立している。車内は明るめのグレーを基調に木目調のフロアを組み合わせ、プライベートコテージのような落ち着きある空間を演出している。

今回の新型は従来レイアウトを見直し、ポータブル冷蔵庫や電子レンジが無理なく設置できる専用スペースを確保した点が特徴で、連泊時の食材保存や調理の利便性を向上させている。セカンドシートの幅を従来の1,200ｍｍから1,000ｍｍに変更することで右サイドのカウンターに専用スペースを設置しつつ、乗車定員は5名を維持している。セカンドシートは2名乗車となるが、リアに横向きサードシートを新設して定員を確保した。

横向きサードシート下部には開閉しやすい大型収納を配置し、キャンプギアや衣類をすっきり収納可能である。車内中央には運転席の足元付近まで通じる長尺物収納スペースを確保し、フィッシングロッドやスキー・スノーボード用品などのかさばる荷物を室内にスマートに積み込める。車両サイズは全長4,400（4WDは4,410）ｍｍ×全幅1,695ｍｍ×全高1,855ｍｍ（4WDは1,885ｍｍ）で、8ナンバー登録である。