10月22日、新宿バルト9でアニメ映画『ホウセンカ』の舞台あいさつが行われ、木下麦監督と声優の花江夏樹、斉藤壮馬が登壇した。花江夏樹は本作について「自分に置き換えて考えた時、すごくグッときて、涙が出てきました。構成が素晴らしく、伏線が最後に回収され、こんなにキレイに収まるんだと感動しました」と絶賛した。

斉藤壮馬も「素晴らしかったです。僕は、いろいろなフィクションに救われてきました。今、出会えたことが一つの救いになりました」と語り、作品の構成や救いの要素が観客の共感を呼んでいることを明かした。『ホウセンカ』には小林薫、戸塚純貴、満島ひかり、宮崎美子、ピエール瀧らが出演している。

主人公・阿久津実のパートナー・永田那奈の息子の健介を演じる花江夏樹は、共演者との掛け合いについて「生っぽいお芝居だったので、どれくらい寄せるかは悩みましたが、一緒に掛け合いができたので、すごくやりやすかったです。すごく素敵な方で、安心感がありました」と振り返った。木下監督は起用理由を「この人に魂を吹き込んでいただきたいという人にお願いしています。壮馬君と花江さんの技術と熱量は知っていたので、オファーしました」と説明した。

舞台あいさつの様子は写真特集でも紹介されており、構成や伏線回収の美しさ、出演陣の演技が話題となっている。