映画「TOKYOタクシー」は倍賞千恵子と木村拓哉がダブル主演を務め、人生の喜びと再生を描くヒューマンドラマとして公開前から注目されている。

木村拓哉が9月27日付で更新した自身のYouTubeチャンネル「木村拓哉」で、葛飾区柴又の「山田洋次ミュージアム」を訪問し、山田洋次監督と再会した。両者は過去の撮影秘話を振り返り、木村は2006年公開の「武士の一分」でのエピソードを語った。

当時の檀れいとの「口移しで寝たきりの自分に投薬する」シーンについて触れ、山田監督は「僕はね、長年映画を撮影してはきてるけれども、キスシーンというものを撮ったことがないんだね」と語った。現場は笑いに包まれたという。

新作については男女の営みを描く場面があることが話題となり、山田監督と木村のやり取りが注目された。木村は「言っちゃうんですか、それ!?」と驚き、山田は「俺、もう本当ドキドキしちゃってね」と反応した。

木村はさらに「蒼井優ちゃんがそこはものすごい…」と述べ、蒼井優が倍賞演じる高野すみれの若き日を担当していることが示された。蒼井優は『雷桜』（2010年）、『オーバー・フェンス』（2016年）、『宮本から君へ』（2019年）、『ロマンスドール』（2020年）といった作品で体当たりの演技を見せてきた。

映画「TOKYOタクシー」は11月21日（金）より全国公開される予定である。