TVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」の制作決定が発表された。放送は2026年1月からで、シリーズは新章に向けて大きく動き出す。

それに先立ち11月7日より『劇場版 呪術廻戦「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」』が劇場公開される。解禁されたティザーPVは渋谷事変後の虎杖悠仁が階段に座る場面から始まり、「俺はもう皆と一緒にはいられない」という台詞が象徴的に用いられている。映像には乙骨憂太や伏黒恵、脹相、禪院真希、九十九由基らの姿も確認できる。

新キャラクターとして本格登場する禪院直哉にも注目が集まっている。禪院直哉は禪院家の血筋に生まれた特別1級呪術師で、禪院家の精鋭部隊「炳」の筆頭を務める。26代目当主・直毘人の息子で、伏黒恵の父・伏黒甚爾の甥、真希・真依とは従兄妹にあたる。金髪にピアス、狐目の外見で関西弁を操り常に薄笑いを浮かべる性格として描写されている。

生得術式は「投射呪法」で、自身の視界を1秒間24コマに分割して動きを作りトレースし、驚異的な速度を発揮する能力と説明される。連続発動で速度を高め、触れた相手に同じ効果を強制して動きを作れない相手を1秒間フリーズさせることも可能とされる。禪院家の旧弊な価値観や家風を体現する存在として描かれ、同時に圧倒的な強者への敬意を抱く一面もあると報じられている。