10月2日、米津玄師と宇多田ヒカルによる対談映像「米津玄師 × 宇多田ヒカル – JANE DOE対談」がYouTubeで公開された。二人は劇場版『チェンソーマン レゼ篇』のエンディングテーマ「JANE DOE」でコラボしており、対談は出会いの経緯から制作の詳細まで多岐にわたる内容が明かされる。

米津は当初自身が歌うつもりはなく制作を進める中で「宇多田さんしかありえない」という確信に至りオファーした経緯を語った。宇多田は他のアーティストが制作した楽曲を歌うことは「ほぼない」と述べ、作曲者の意図を保ちながら自身の表現をどこで加えるかという「さじ加減」が「すごく面白かった」と振り返っている。

映像では二人の初めての出会いのエピソードも紹介され、徳島での振替公演を当時小学生だった米津がぼんやりと記憶していたことや、共通の友人を介して初対面したという縁が語られる。さらに、米津の音楽的ルーツとしてボーカロイドとの出会いが取り上げられ、バンド活動から一人での音楽制作へ移行した18歳頃の経験が日本語の母音や子音への意識を強めたとの説明があった。

「JANE DOE」はBillboard JAPANが10月1日に発表した音楽チャート「Hot 100」で2位を獲得し、オープニングテーマ「IRIS OUT」とあわせて注目を集めている。