フジテレビの特番『界隈×界隈 そっちナニ流行ってる?ネクストブレイクSP』で、山里亮太と『ビルボード・ジャパン』編集長の高嶋直子が日本の音楽が海外で注目を集める現状を語った。番組ではYOASOBIやAdo、藤井風らが例に挙げられ、言葉や文化の壁を越えて広がる動きが紹介された。

高嶋は、日本国内の市場縮小を背景に「外に目を向ける」動きが強まっていると指摘した。ストリーミングを通じた楽曲の国際流通や、非英語圏の曲が注目される世界的トレンドも追い風になっているという。

具体例としてAdoが「世界で約50万人を動員するツアー」を行った点や、藤井風の『死ぬのがいいわ』（2020年）がタイでバズしたことが取り上げられた。藤井風の最近のアルバムが20万枚を売り上げるなど、海外での反響が国内での注目につながるケースが増えている。

一方で、海外では2000人規模を集められても日本では300人程度といった差がある点も指摘され、海外での成功が必ずしも国内の大規模動員に直結しない現状にも言及された。