イム・ユナ主演のドラマ『暴君のシェフ』がクライマックスを迎え、国内外で高い注目を集めている。タイムスリップを軸に王宮ロマンスと料理要素を融合させた構成が特徴である。

作中にはコチュジャンバタービビンバ、オート・キュイジーヌ、黒ごまマカロン、圧力鍋の烏骨鶏参鶏湯など多彩なメニューが登場し、視覚的な食欲喚起が評価されている。

主演のユナは前作『キング・ザ・ランド』に続き、NetflixグローバルTOP10のテレビ部門（非英語）でまたもや1位を獲得した。2作続いてのグローバルヒットを成功させたユナの勢いはまだ止まりそうもない。

物語は現代で活躍するフランス料理のシェフ、ヨン・ジヨンが「賞金10万ユーロと三つ星レストランでヘッドシェフになれる機会」を得て優勝する場面から始まる。

その帰国の日は370年ぶりの皆既日食で、ジヨンが望雲録（マンウンロク）の一節を読んだことをきっかけに500年前の朝鮮王朝時代にタイムスリップする展開である。

王を演じるイ・チェミンは当初キャスティングされていたパク・ソンフンの代役ながら大抜擢され、ユナとの年齢差があるものの作品内での相性は高く評価されている。

料理描写とキャラクターの機転、度胸が物語の魅力となり、国内外の視聴者から支持を集めている。