すとぷりのさとみが27日、横浜アリーナで約6年ぶりとなる2度目の単独公演「Satoｍi ONEMAN LIVE 2025」を開催した。公演は28日まで計4公演で、合計約4万人を動員した。

初日の昼公演はデビュー作「Memories」をテーマにセットリストを構成し、公演ごとに大幅な曲替えを行う挑戦的な内容とした。デビュー9周年の感謝を込めたステージでは、ミュージックビデオ再生回数が618万回を突破した「恋をはじめよう」や、24日発売の2ndアルバム「S’s」に収録された「CURVE」などを含む全22曲を、本格的なダンスを交えて披露した。

ラストの「君のいる世界」ではギターの弾き語りを人生で初めて披露し、リスナー（ファンの呼称）を喜ばせた。さとみは「今ではほぼ踊りっぱなしの公演ができるようになりました。自分でもびっくりですが、成長が実感できてうれしい。これも皆さんのおかげなので本当にありがとうございます」と語り、続けて「みんなのことが好きだと思えるからできるわけで。愛の力だけでこんな風にできるようになった」と胸の内を明かした。

会場はメンバーカラーのピンクに染まり、来場者と直接顔を合わせられる喜びにあふれた公演となった。今回の舞台で歌とダンス、そして初のギター弾き語りを通じて新たな表現の幅を示した公演となった。