TVアニメ『TO BE HERO X』で頂点に立つ“謎の男X”を演じるのは宮野真守である。番組はフジテレビほかで朝9:30より放送され、bilibiliとアニプレックスによる新たなアニメーションプロジェクトとして紹介されている。

作品は“ヒーローの信頼が数値化される世界”という設定を軸に、斬新なビジュアルと現代社会を映すテーマ性を打ち出している。宮野は映像表現や音楽の使い方について、「いわゆるBGMというよりは、一曲一曲が"楽曲"として存在している」と述べ、その演出をおしゃれで素敵だと評した。

また「誰でもヒーローになれる」という設定はSNS時代の構図と重なり、作中のヒーローランキングは現実のインフルエンサー現象とリンクすると宮野は指摘した。これまで各キャラクターが順にフィーチャーされてきた流れの中で、ようやく最終回でXがメインになる回がやってくることについては「やっとだな」と語った。

宮野は自身も視聴者と同じ程度の情報しか持っておらず、収録時に制作陣に聞いても詳細はわからなかったと明かした。収録現場での手応えや共演者とのエピソード、自分にとってのヒーロー像についても言及しており、作品の独特な世界観と演出に対する期待が高まっている。