米津玄師と宇多田ヒカルによるデュエット曲「JANE DOE」のミュージックビデオが公開された。楽曲は米津玄師が作詞・作曲を手がけ、宇多田ヒカルが歌唱で参加するエンディング・テーマである。

MVは駅のホームを舞台に、全身黒の衣装に身を包んだ2人がベンチを隔てて座る印象的な映像となっている。それぞれ行き先の違う同士が途中乗車と途中下車の、ごくわずかな瞬間だけ交錯する設定が描かれている。

監督は映像作家・映画監督の山田智和が務め、同監督は米津玄師の「Lemon」や宇多田ヒカルの「Mine or Yours」などのMVやツアー演出も手がけている。山田智和監督は「私たちは宇宙の暗闇のなかで、互いにほのかな重力を及ぼし合いながらくるくると回り続ける。触れ合えるくらいの近くにいても、私たちはみんな別の星。それぞれの回転を持ち、それぞれの夜を見る。これはまさに銀河の衝突。光とも闇ともつかない場所の、永遠のような一瞬。」とコメントしている。

本作は劇場版『チェンソーマン レゼ篇』のエンディング・テーマで、同作は2025年9月19日に公開された。「JANE DOE」は配信中で、シングルは2025/9/22にデジタル配信、2025/9/24にシングル『IRIS OUT / JANE DOE』としてリリースされる予定である。

映像は目に見えない大きな円のように互いにほのかな重力を及ぼし合う物語として構成されており、映画本編の余韻を補完する演出となっている。公式YouTubeにて映像が視聴可能である。